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電子はかり分解 ― 2012/10/12 23:29:19
家で使っている電子はかり。これは7年位前にUCカードのポイント交換で手に入れたものだ。
太陽電池式。ちょっと封筒の重さを量ろうと思って使ったら、電源が入らない? 壊れた? とりあえず中身を見ておこう。これは中国製造。
早速分解してみる事に。分解に難儀したが、この皿を外すとネジで止まっていた。分解方法が分かると簡単なのだが、一見こんな所にネジがあると思わないし、天びん皿を最初に外すとは思わなかった。これは分からないw 分解中に皿の部分の爪がかけてしまった。一度組み上げたら開けることは想定していない作りである。
ネジを外して中身を完全に分解した状態。
重さのセンサー部分がとてもガッチリ作られている。
この前分解した体重計と形こそ違うものの、方式は同じ静電容量式。
太陽電池の電圧を測る。蛍光灯下で1.7V位出ていたのでおそらく正常。結局、太陽電池の部分の端子を一回ショートしたら動き始めた。マイコンが暴走していたっぽいな。電源スイッチを押しても動作しない場合は一端真っ暗な所へ持っていけば良かったようだ。
基板の裏面も見ておこう。専用チップで動作している。EEPROMが載っているが、これは校正データが入っているのだろう。センサー部分へのパターンは高インピーダンスを保つ様にパターン設計してある。基板構成部品はもっと簡単かと思っていたが意外と多かった。
せっかく分解したので、ちょっと改造しておこう。電源を完全に切れるように、傾けて動作する水銀スイッチが余っていたので、これを内蔵しておく。
これで、はかりを裏返したら電源が切れるようになって、リセットできる様になった。再度動かなくなった場合、真っ暗にしなくてもはかりを裏返して数十秒放置するだけで復帰できる。
分解する前に、トランジスタ技術を偶然量っていたので、これをもう一度量り、重さに差がないことを確認出来た。これでまた普通に使える。
私もそのメーカの他の型式のものを何回か分解したことがあります。
センサーは静電容量式ではなく全て歪ゲージ(ストレンゲージ)でした。
他のメーカの場合も全て歪ゲージでした。
歪ゲージでないと精度は出ないと思いますが?
ビームにストレンゲージを4枚貼り付け、ホイトストンブリッジを構成していると思うけど。
タニタ製は、静電容量式を売りにしています。理由は部品が安い、消費電流が極端に小さく出来るからです。 センサーの精密さと校正等が必要になりますが、この部分がタニタのノウハウとなります。 このはかりでは500gまで1g精度で量れます。100gまでの同社ポケットスケールであれば0.01g単位と高性能です。
ストレインゲージ(歪みゲージ)は、私も使ったことがあります。主に車体の計測で、瞬間接着剤で何点も車体に貼り付け、その歪を解析した事があります。ストレインゲージは、2点式と4点式の駆動があります。但し、ストレインゲージは比較的低い抵抗成分であるので電流を必要とします。太陽電池などで動かすにはちょっと難しいと思います。
車体重量を量るロードセルなどではストレインゲージを使っています。
amadananのキッチンスケール修理していただくのは可能でしょうか?
製造終了で、メーカーでの修理も受け付けてもらえなくて。
emilyさんこんにちは。
例えば電池ホルダーの腐食で電源が入らないなど、症状によっては直せる可能性はあります。
表示部分が割れてしまった、重さがデタラメに表示される、ケースにヒビが入ったなどは、恐らく修理は困難と思います。
まずは症状をお知らせいただければと思います。
センサーは静電容量式ではなく全て歪ゲージ(ストレンゲージ)でした。
他のメーカの場合も全て歪ゲージでした。
歪ゲージでないと精度は出ないと思いますが?
ビームにストレンゲージを4枚貼り付け、ホイトストンブリッジを構成していると思うけど。