金フラッシュで美しく仕上げられた基板。上がロシアのガイガー管SBM-20だ。
早速組み立て。厚手のスポンジに背の低い部品を次々と差し込み、ある程度終わったら、表からハンダ付け。両面スルホール基板なら、これが一番素早くできる。
どんどん組み立てていく。一番難しい部分はピンヘッダを垂直に立てる所だった。私の場合は液晶にメスピンを差し込んで取り付けた。トランスの方向やICの取り付け方向さえ間違えなければ比較的簡単に出来る作りやすいキットだ。
電源オン。LCD濃度調整のボリウムを回してLCDが表示される様に調整。高圧出力はオシロスコープで約400V掛かっている事も確認。無事動作した。
固定は3箇所をネジで固定する部分がある。基板の高さは約25mm、5mmのスタッドを使って約30mmの高さが必要だろう。120x45mm以上の基板の大きさに電池のスペースが必要となる。
モードはスタンドアロンとセンサーの大きく二種類の使い方が出来る。
スタンドアロンの場合はカウンターとμシーベルトのそれぞれ10秒、1分の合計4種類を選択可能。校正もできるようになっている。
J1から電源入力、パルス出力、シリアル出力が出ており、圧電スピーカーを繋げれば音として、LEDを付ければ光としてモニターできる。また、パルス信号を
mbedなどと組み合わせて利用することも可能だ。J1の3(
J1-4の方がパルスアウトなので良い)番をp17に接続して、電源もGNDとVUに接続するだけである。こうすることで、LANを経由してネットへ接続が可能だ。
音出力は、
env.iniを書き換えてp22とGNDに圧電スピーカーを接続すれば良い。p23はLED出力であるので、適当な抵抗を入れてGNDに接続すればOKだ。
マントルを近づけた場合は200~220cpm程度となった。巻きつけているものを取ればもっとカウントするだろう。
小さくてスタンドアロンで使用でき、またmbedに簡単に接続する事もできるので、色々な応用が広がりそうだ。買って良かったキットである。
現在の設置場所。モニターの裏に設置。
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