久々の細かいハンダ付け ― 2010/02/20 22:46:56
ちなみに、2本導通不良があった。鉛フリーは十分熱を加えないと一見付いた様に見えても、フラックスが糊となっているだけという場合がある。再度熱を加えて修正。 さて、本来ならばこれを変換基板のみとして使用して、IC等は載せない予定だったが、何せ高速の信号が流れる部分なので、この基板を利用して回路を組むことにした。幸い、変換基板の裏側には自由スペースがあるので、これを利用しよう。銅箔にハンダを盛って熱を十分加えれば、パターンが剥離していく。ICを四隅止めて固定して実装する事にした。基本は背の低い部品から取り付けるのだが、こういうユニバーサル基板などを利用する場合は、機構部品から先に取り付けてから回路を組む事も珍しくはない。 電源部分は、銅箔テープを細く切ってパターンを作成。電源部分や電源に落とす端子を最初にハンダ付けしていく。DSUB25メスの取り付け方法に悩んだが、カプトンテープで絶縁し、ケーブル用DSUBを基板に挟み込んで、一部のピンをハンダ付けして固定する事にした。 下にパターンがある部分はカプトンテープ(ポリミイドテープ)を貼った後、銅箔テープを貼ればよい。 次に、パスコンや差動入力の終端抵抗を取り付けていく。1005(海外では0402)の非常に小さい部品だ。部品の片方に予備半田を付け、ピンセットで片側からハンダ付けしていく。ハンダ付けを行いながら、導通テスターで確認しながらの作業だ。 ジュンフロン電線の片方を半田ゴテで熱するとICに配線しやすい程に被服がめくれるので便利だ。この10年以上はこういう製作をしているが、今の所トラブルになった事は無い。むしろワイヤーストリッパーでキズが付いた電線が経年変化で脆くなって折れる事はあった。ラッピングワイヤーも同じように出来る。被服の特徴で収縮率が違うので、試してから行う事だ。 最後のDSUBコネクターが差動入力で高速なので、ツイストペア+等長配線(同じ長さの配線)をするため、入り組んでしまったが、何とか完成した。回路図作成が1時間、検討が1時間で、製作が6時間ほどであった。チェックは終わったが、果たして動くかどうかは、後日接続する装置と共に行う予定である。それにしても久しぶりの細かい作業だったので目がショボショボであった。
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